いとうせいこうさん「いとうせいこうレトロスペクティブ」シリーズ第二弾。「解体屋外伝」装画を描かせて頂きました。






モデルは特になし。
描いて行くとアヒル口の人になりました。
イケメンで知的でさわやかで強い人でなくてはならない縛りで描きました。






3方で顔になる。
脳回路上で繋がっているというイメージ。






 
1996 年に発売されたいとうせいこうさんの解体屋外伝が新しくなってレトロスペクティブシリーズにて復刊されました。
これは第二弾です。
デザインは川名潤さんです。
装画にKYOTAROは描き下しいたしました。
強烈です。。。
 
 

ワールズ・エンド・ガーデン: 

いとうせいこうレトロスペクティブ


Amazon

 
価格:¥1,995−
392ページ
河出書房新社
 
 

「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある」----
洗脳のプロ・洗濯屋(ウォッシャー)と洗脳外しのプロ・解体屋(デプログラマー)の熾烈な闘いが今、始まる。

濃密なストーリーテリングと鮮やかな描写にひたすら息をのむ、圧巻の長編。
とにかく読めば面白い! 
コミック化もされ話題を読んだ、いとうせいこうファンの間では最も人気がある超弩級の冒険活劇愉楽小説。

 
「本当の自分」なんかどこにもない。けれど、人間は意志を持てる。幻影から抜
け出す意志を。そんなメッセージが文章から歌のように響いてきて、しびれた。
----赤坂真理

言葉は我々にとって危ない鉱物のようだ。毎日のように我々の身心を切り裂いている。
このことが常態になった21世紀にこそ、本書はもっと読まれるべきだ。
----名越康文

豊饒な暗喩。言葉とイメージの濁流。押し返すのはあなただ。
----森達也


【目次】
第一章 盲目王の脱出(ブラインデッド・エクソダス)
第二章 命令旋律(コマンド・メロディ)
第三章 人格溶融(パーソナリティ・メルトダウン)
第四章 重工業的反撃(ノスタルジック・キル)
第五章 多層化暗示格子(マルチプル・サイ・マトリックス)
第六章 目覚めの鳥(アウェイクニング・バード)
第七章 遠隔解体(テレ・デプログラム)
第八章 求心的逸脱(オフ・ザ・トラック・トゥ・ハードコア)
第九章 高速洗濯(コイン・ランドリー)
第十章 神経洞窟(ニューロティック・ケイヴ)
第十一章 醜悪な虹(アグリー・レインボウ)
第十二章 徹底操作(パーフェクト・リリース)
第十三章 意味細菌(ミーニング・ウィルス)
第十四章 意識下の戦争(サイキック・パンク)
第十五章 不可知の静寂(サイレント・コントロール)
第十六章 世界暗示(オリジナル・ランゲージ)

エッセイ「『解体屋外伝』が解体したもの」いとうせいこう
あとがき 「思い出すこと」いとうせいこう
解説 「暗示の外に出ろ。俺たちには未来がある。」大森望
 
 
美しい本です、書店で見かけたら是非手に取ってみて下されば幸いです。
 
 
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